喜び喜ばれて、豊かになるための価格のつけ方
自分でビジネスをはじめた時に、頭を悩ませられることのひとつが、価格を付けるということだと思います。ここでは、そんな価格を付けることに関しての考え方をまとめたいと思います。
▼前提:要する時間や労力に関係なく、価値を価格にする
会社やバイトで雇われて働く経験をしてきた人は、『時給』という考え方に慣れ親しんでいるものだと思います。
だから、初めて自分でビジネスをやろうという人は、そのサービスの提供時間で価格を決めてしまいがちなんですね。
でも、その考え方のままではどこかで必ず限界がきます。時間は有限だからです。
仮に時給2000円で、一日8時間労働で、22日働くとすると、28万円ちょっとです。
時給2000円って結構今の時代だと良い仕事だし、週休2日は欲しいとしたら、時給換算だとそれが限界でしょう。
仮に、休みなしで、30日働いたとしたら、48万円です。
でも、そもそも、人には無限の可能性・価値があるのです。
自分の才能に目を向けて、自分のその無限性を現実的な価値に変換していくことができれば、豊かさを体験していくことができます。
あなたには、素晴らしい価値があります。
時給2000円という価値ではないはずなのです。
あなたの本当の価値を活かして、時間もお金も手に入れるためには、時間をお金に変えるという考え方から、価値をお金に変えるという考え方のシフトが必要です。
▼価値についての考え方
価値とは、あなたが使う時間でも、あなたの使った労力でもありません。
なぜなら、価値とはお客さんが受け取るものだからです。
それをどう考えたらいいかというと、あなたと出逢わなかった人生と、あなたと出逢ったことにより、お客さんの人生における変化が起こるとしたら、その差が価値になります。
あなたがあなたのサービスを通して起こす、お客さんの変化、Before After が価値であるということです。
▼あなたにとって心地よく受け取れて、売れる価格の条件
では、どのように価格を付けたらいいかというと、大切なことが2つあります。
このふたつをみたせていれば、相場を気にせず、届けるつもりでアクションしていきましょう。
個人事業の規模のビジネスであれば、多くの場合、相場が問題であることよりも、以下の2つのどちらかに問題があると思ってください。
1 価値>価格となっていること
単純な話ですが、価値>価格だと、売れます。
価格自体に高い安いはありません。何が、この値段なの?ということが大事なわけです。
子どもの頃、親に対して「100万円って高い??」と質問したことがありました。
親から言われたのは「何が100万円なの??」ということでした。
それがどういうことか分からず、当時納得できなかったのですが、今ならわかります笑
家が100万円だったら、格安ですよね。
逆に、チョコレートが100万円だったら、とっても高い感じがしますね。
2 自分が受け取って、本当に嬉しいと思える価格であること
あなたが魂を込めた商品を届けることは、本来とっても嬉しいことのはずです。
でもその商品の価格が、低く設定すると、消耗し、売れれば売れるほど苦しくなるという現象が起きます。
ですから、あなたが、届けたい価値ある商品を届ける時には、あなたが受け取りたいお金をちゃんと受け取るということが大事なのです。
よくないのは、あなたにとって大きな金額を付ける勇気がないことを理由に、サービス内容を調整し、商品の価値を下げることです。
なぜなら、あなたが本当に届けたいという願いにパワーがあるからです。
本当は届けたいサービスが届けられなくすることは、絶対受け取った方がいい、届けたい!!という気持ちが弱まってしまうのです。
逆に、あなたが本当に受け取って嬉しくて潤う感覚があれば、そのエネルギーを使ってよりお客さんに注ぐことができます。
与えることができますね。その感覚が重要です。
▼目的別の価格に対する考え方
目的別の考え方を紹介します。
1 とにかく商品を提供する体験をすることで、自信をつけたい
この場合は、とにかく商品を多くの人にまずは体験して欲しい、その体験を重ねたいというところに願いがありますので、
利益を得ることよりも、提供するということの方が優先順位が高いですよね。
この時には、自分が不安なく受け取れる、喜んでやれる、そして軽い気持ちで提案しやすい価格にするのが良いと思います。
こちらから値段を明確に決めず、ドネーションというかたちもあります。
俺も、100人にSound Soulsセッションを届けた時には、「2000円~ドネーション(お気持ち)で払いたい金額をお支払いください」としていました。
目安としては、5000円以内くらいの定額か、ドネーションというかたちにすると、この目的は達成しやすいのではないかという感じがします。
2 自分のビジネスとして、しっかりお金を循環させていきたい
この時には、本命商品とお試し商品の2つをまずは作るのが良いと思います。
本命商品は、自分が今、本当に届けたいと思う、自分のできることを詰め込んだ商品です。
目安として、最初は20-50万円くらいの商品を創るのがいいと思います。
体験商品は、本命商品の体験版で、気になる人が手にとって味見をするためのものです。
最初は目安として、3000-10000円くらいが良いのではないかと思います。
本命商品は、
自分が今本当に作りだしたい、お客様の変化は何か?
そのために自分が提供することは何か?
という意識で商品をつくり、それができたら、価格を決めていくのですが、それが20万円以上つけるのが難しいと感じるのであれば、どうしたら価値を高めていけるのかを考えてみてください。
*参考:商品作りについてはこちらをどうぞ^^
https://shota888.com/post-229/
よりサポートや回数を増やし、結果が確実に出せるような体制を整えたり、特典を付けるということ等が考えられます。
目安として、価格の3倍以上の価値をつくるのがよいと言われます。
最終的に、
「私の商品は、本当に素晴らしい価値あるサービスであり、それを考えたらめちゃ安い価格だけど、提供することを考えたらワクワクする!!」
という感覚に辿りつけたら良い感じです\(^o^)/
ぜひとも、届けるために、動いてみましょう!!^^
2015年公務員を退職後、路上でのアート活動を開始し1000人の人へ作品を届ける。2016年にSound Soulsに出逢い、これまでに延べ200人以上に体験を提供。多くの人の人生を変える。ひとりひとりが個性を最大限発揮しながら、いきいきと生きる世界を目指し、夢を確信に変える体験をクリエイトしている。*詳しいプロフィールは、上の『清野翔太』をクリック(タップ)すると見られます^^
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