“大好き”を”仕事”にしようと思ったのに出てきた嫌いなこと・・・。やりたいって思ったのは嘘?
自分の”大好き”を”仕事”にしようと思った時に、おそらく、やること全部が好きなことではないと思います。仕事をまわしていくために、苦手だけどやらなければいけないことっていうのも、出てくるからです。
でも、そういうときに、途端にモチベーションが下がってしまう。自分で仕事したいって嘘かもしれない・・・。
でもちょっとまってください。
そんなあなたのために、この記事をおくります。
1 やりたい気持ちもやりたくない気持ちも本当
“大好き”を”仕事”にしたいと思ったけど、現れたやりたくないこと。その時、やりたいって思ったことも、やりたくないことがあるっていうことも、同時に存在しています。
純度120%のワクワクでいけたら最高かもしれませんが、大抵はどっちの気持ちもあることの方が多いです。そんなとき、単純にやりたいか、やりたくないかで判断しないで欲しいのです。
この時、どうしたらいいかっていうと、
(1)一度一通り体験すると決めて、実行
※最初から未知なこと、把握していないことをどうにかしようとおもうと、前に進めなくなります
(2)やりたいことをもっとやるために行程を見直す
(3)やりたくないことを減らすために行程を見直す
というステップを踏んで、徐々に純度を上げていけばいいのです。
なぜやりたいことなのに、やりたくないことが発生するのかというと、単純に”大好き”を”仕事”にする、ということに対して、あなたが知らないことがあるからです。そして、割と人がやりたいことってピンポイントだったりするので、やりたいことに集中するためには、人と一緒にやるか、業務を委託するか、ということが必要になります。
でも、最初は何が嫌で何がエネルギーが湧くかもわからないですよね。なので、最初は一通りのことをやってみるっていうことは、大事なことかなあと思っています。
さて、ここで仕事にするということの全体像を、ちょっと見てみましょう。
2 組織で働くのと、自分で仕事をする時の違い
ちょっと前提として、ビジネスの流れを説明しますね。
ビジネスって、単純に考えると4つの行程があります。
開発→製造→販売→管理という流れです。
開発は、商品作りです。
これを販売するぞっていう型をつくります。
セッションだったら、コンテンツや提供する時間・価格を決めることです。
物販の場合だったら、これを売ろうっていうモノをつくることです。
製造は、実際に開発したものをつくることです。
物販だったらそのまんま製造すること。分かりやすいですね。セッションだったら、セッションの提供=製造になると思います。
販売は、つくったものを売ること。
重要なのが、4つの行程のなかで、売り上げが発生するのは、この販売というところのみです。
管理は、在庫管理、お金の管理など。
で、組織にいる時にはこの4つの行程の中で、どこかを担うわけですよね。ひとつの仕事について、しっかりまわせたらいい。
でも、自分で事業するとなると、規模は違うにしても、その4つの流れを全部自分でやらなければいけないわけです。そこが大きな違いであり、自分で仕事していくことが、難しいと感じることの大きな理由です。だって、組織での仕事しかしたことのない人にとっては、その流れ全てを、熟知しているわけではないわけですよね。
わーなんか知らないこといっぱいありそうー。不安!大変!
みたいな感覚があるのは、そういう理由があります。
そして、得意不得意や好き嫌いに関わらず、どうにかしてその行程がまわっていないと、仕事にはならないわけなんですね。
例えば、あなたの大好きなことは主に『製造』であって、販売や管理ではないかもしれません。でも、販売しなかったらお金は発生しないわけで、どうにかして、そこに取り組まなければいけないわけです。
そう思ったら、大好きを仕事にしたいと思ったけど、無理ーとか、できるかなーとか、それを考えると気持ちが萎えるっていうことは本当にやりたいのかなあ、とか思っちゃう人がいたりするわけなんですよね。
じゃあ、やっぱりやめますか?
いや、ちょっと待ってください。
あなたは、どうして”大好き”を”仕事”にしてみたいって、思ったのでしょうか?
3 あなたがやってみたいと思ったのはなぜですか?
もし”大好き”を”仕事”にすることに、興味があったとしたら、どんなところが良いと思ったのでしょうか?
例えば、こんな理由があるのだと思います。
●社会の歯車になるのではなく、自分にしかできないことで、やりがいを感じて生きていきたいと思ったから
●組織や決められたルールのなかで仕事するより、自由きままに生きていきていきたいと思っているから
●自分の才能を活かして、楽しく生きたいと思ったから
●自分の無限の可能性に、チャレンジしたいと思ったから
●自分の持っているスキルや経験、知識には、きっとお金をいただける価値があると感じたから。
もしそういったことだったとしたら、それは実現できます。
あなたにしかできないことを、やって欲しくて待っている人がいます。
自由気ままに生きていくことはできます。
自分の才能を活かして、楽しくいきられます。
あなたの無限の可能性は、望むだけ現実にしていくことができます。
あなたの価値の分だけ、ちゃんとお金に変換していくことができます。
選ぶかどうかはともかく、あなたが思い描いたようなことを実現している未来があります。
そこであなたは、どんな生活をしているのでしょうか?
何を感じて生きているのでしょうか?
さてここで、きっと知っていると思いますが、レンガ職人の寓話を紹介してみましょう。
***
世界中を回っている旅人が,ある町はずれの1本道を歩いていると,1人の男が道の脇で難しそうな顔をしてレンガを積んでいました。
旅人は,その男のそばに立ち止まってたずねました。
「ここでいったい何をしているのですか?」
すると,男はこう答えました。
「見ればわかるだろう。レンガ積みをしているのさ。毎日毎日,雨の日も強い風の日も,暑い日も寒い日も1日中レンガ積みだ。なんでオレはこんなことをしなければならないのか,まったくついてない。」
旅人は,その男に「大変ですね」と慰めの言葉を残して,歩き続けました。
しばらく行くと,一生懸命レンガを積んでいる別の男に出会いました。
しかし,その男は,先ほどの男ほどつらそうには見えませんでした。
そこで,また旅人はたずねました。
「ここでいったい何をしているのですか?」
すると,男はこう答えました。
「オレはね,ここで大きな壁を作っているんだよ。これがオレの仕事でね。」
旅人は「それは大変ですね」と,いたわりの言葉をかけました。
すると,意外な言葉が返ってきました。
「なんてことはないよ。この仕事でオレは家族を養ってるんだ。この仕事があるから家族全員が食べていけるのだから,大変だなんて言ったらバチが当たるよ。」
旅人は,その男に励ましの言葉を残して歩き続けました。
さらにもう少し歩くと,別の男がいきいきと楽しそうにレンガを積んでいました。
旅人は興味深くたずねました。
「ここで,いったい何をしているのですか?」
すると,男は目を輝かせてこう答えました。
「ああ,オレたちのことかい?オレたちは歴史に残る偉大な大聖堂をつくっているんだ。」
旅人は「それは大変ですね」と,いたわりの言葉をかけました。
すると男は,楽しそうにこう返してきました。
「とんでもない。ここで多くの人が祝福を受け,悲しみを払うんだ!素晴らしいだろう!」
旅人は,その男にお礼の言葉を残して,元気いっぱいに歩き始めました。
***
“好き”を”仕事”にするためには、好きでないことも苦手なこともあるでしょう。でも、それはこのレンガの話と似たようなものです。
あなたが実現したい未来に近づいているための行動だとしたら、意義を感じられさえすれば、本来苦手だったり好きでなかったとしても、それはやりがいに繋がるはずですよね。
俺は自分で仕事をしていくと決めて、ハッピーなことばっかり感じているわけなんですけど、
よくよく感じてみると、お金の管理(確定申告)とかほんと苦手だと思うし、そもそもビジネスのことなんて全然知らなかったから学ぶこと大量発生していてどこからどう知っていけばいいかって分からなかったし、営業とか、絶対不得意分野だし・・
でも総じて、楽しい!!みんなやったらいい!!
って思っちゃっているんですよねw
やっぱり自分の本当に伝えたいことを伝える、分かち合いたいことを分かち合う、自分にしかできないことをやっていくっていうことには、自分のエネルギーはいくらでも湧いてくると感じているのです。その自分にとって大切なことを考えると、あ、そういえばいろいろ本当は大変なこと、あったなーって認識なんですよね。
4 そもそも自分で仕事をすること自体は、特殊なことではない
さて、ここでちょっと昔の世界をイメージしてみて欲しいのです。お金のない時代です。そこでは、どんな生活があったのでしょうか?
お互いが持っているものを物々交換して、生活していました。交換するのは、お互いが持っているものが異なるからですね。自分ひとりで、生活に必要なすべてのものを調達するのは、難しいことでしょう。だから、それぞれ持っているものを交換し合って、生きていたのです。
ある時、お金という便利なものが生まれました。
物々交換だと、腐ったりします。そして、ひとりひとりのモノに対する価値の大きさは違います。
お金は保存可能です。そして、万人にとって共通のひとつのモノサシができました。
物々交換から、お金を介して交換して生きる社会が出来上がりました。でも本質的には変わらないはずなのです。みんな持っているものが違います。だから、お互いもっているものを交換し合い、助け合って生きてきました。
はじめて、会社というものが出来上がったのは、「東インド会社」で、1602年の話です。日本では、明治6年(1873年)に誕生した第一国立銀行だそうです。ついこの数百年の話。新人類が誕生したのは、20万年前と言われます。そのことを考えたら、組織のなかで働くということの方が、むしろ特殊であるとも言えますよね。
何兆人という人が、自分の何かを提供して、当たり前に生きてきて、今自分がいるわけなのです。だとしたら、それって自然なことだし、自分にでも出来ないわけがないと、思いませんか?
5 大切なのは、体験すること
いろいろ書きましたが、要は、”大好き”を”仕事”にしたいあなたにまず必要なのは、体験なのです。
知らないことってこわいのです。不安なのです。
やらないための理由っていくらでもでてくるのです。
自分のやりたいって思った気持ちも、嘘にしてしまうくらい、未知というものは恐ろしいものなのです。
でも、一度体験したら、それほどのものじゃないことがわかります。
そして、苦手!!って思っていることって、もしかしたら圧倒的に経験がないからかもしれません。
何回かやっていたら、何でもないことかもしれません。
自転車に乗れるようになるために、何回転びましたか?たくさん転んだと思うんですね。
でも今のあなたにとっては、きっと何でもないことだと思うんです。
だから、ぜひとも、あなたのときめきを信じて、一度体験してみて欲しいのです。
そしてその時に違うと思ったのなら、本当に違うのでしょう。
でも体験したあなただったら、そこにはきっと後悔はないはずです。
一番苦しいのは、中途半端なのです。
やりたいけど、ちょっと手をだしてみて、難しいからやめることにした。
でも本当にやめていいのかな?このままでいいのかな?やっぱりやってみようかな?でもやってみたら、違うって感じもしたしな・・・。
そうやってぐるぐるしているときって、なんだか苦しいんですよね。
だから、一度最後まで、走りきってみましょう。
そしたら、次の景色が、きっと見えてきます\(^o^)/
一度体験したうえで、苦手なことは仲間に頼ったり任せたりしてもいいですし、嫌いなこともどうやったら楽しくできるかっていう思考錯誤だってできます。
ぜひ、一度、体験してみましょうー^^
さて、今日の記事は以上です!\(^o^)/
すこしでもお役に立てたとしたら嬉しいです^^
2015年公務員を退職後、路上でのアート活動を開始し1000人の人へ作品を届ける。2016年にSound Soulsに出逢い、これまでに延べ200人以上に体験を提供。多くの人の人生を変える。ひとりひとりが個性を最大限発揮しながら、いきいきと生きる世界を目指し、夢を確信に変える体験をクリエイトしている。*詳しいプロフィールは、上の『清野翔太』をクリック(タップ)すると見られます^^
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